三菱のEKクロスの新車の錆止め加工の事例です。
普通の塗装用のスプレーガンで出来る低粘度の錆止め剤ですとどうもシャバシャバ過ぎて付きが悪いというか頼りない感じがしてしまい試行錯誤を繰り返しました
色んな密封剤(下回りに塗る黒い塗料)を試したり、色んな業者さんや同業の方から話を聞いたりして情報収集から始まりました
「錆止め加工」自体の技術が当工場に伝わった30年くらい前は、なんでしょうか?
特許ごと買ってくださいみたいな感じでスプレーユニットと専用ノズル込み込みで100万くらいで購入したのが始まりです。とても高いなぁと思いました、さすがに汗
ですが、青森県の八戸市は昔から錆びやすい環境でしたので下回りの錆に悩むお客様が多かったので高価でしたが錆止め加工に必要なスプレーユニットや専用ノズルを購入する事に決めました
クラシックカーのレストア等をやっていると古い車ですから錆てくるんですよね汗
錆に悩むお客様がいて、そんな八戸市で暮らしている自分達がいて、自分達の車も錆びてきますからいい密封剤が必要だと思いました
当工場で採用している下回りを錆止めしている密封剤ですが、固さと言うか粘度で言うと「もしクリームが固まるとしたら?」くらいの固さですので1度吹き付けて固まると相当しつこい超高粘度です汗
詳しい事は企業秘密ですが、高粘度の密封剤を手早く吹き付けるためには強力なポンプのスプレーユニットが必要ですし、耐圧のホースに専用のノズルじゃないとダメです。
高粘度で分厚い錆止めの膜を金属部分に吹き付けて固める事で小石が跳ねて当たろうがそう簡単には落ちない剥がれない錆止めの膜を形成してくれるんですね。これで10年は大丈夫だと思います
ある時、30年くらい使っていたスプレーユニットが壊れてしまい、何十年かぶりにスプレーユニットの業者さんに問い合わせてみた所、まさかの「錆止め加工業界からは手を引きました。」の返し、、、汗
もうスプレーユニットは作っていないとの事で非常に困ったのですが、同業者の錆止め加工に力を入れている工場の社長さんに聞いたところ、〜でそういうスプレーユニットを扱ってますよという情報をキャッチして結果イタリア製のスプレーユニットを今は使ってます
当工場の錆止め加工の値段は割と高めですが、密封剤が高価なんです汗
良い物なのでその辺は妥協してはと思っておりますが、昔使っていた密封剤はもっと高価でしたので抑えに抑えてこの価格かと思っています
作業内容はと言いますと、リフトアップして塗りたくない部分に紙やビニールを貼り付けるマスキングの作業をひたすらします
これで半日はかかりますね汗
そしてドアの内側やリアフェンダー、ゲート、サイドシルの中に浸透剤という流動性の高い、ようするに粘土の低いトロトロの錆止め剤を回すために各部品に付いているゴムの蓋を外しておきます
そこから使い捨ての紙製のツナギを着て、スプレーユニットの使用前の清掃をしてからの塗布の準備をして、終わりましたらヘッドライトとマスクをしてひたすらひたすら塗布します
角度を変えて塗布、長いノズルで隙間に塗布していきます。1時間半くらい塗布し続けたらだいたい下回りは完成で、ドアやサイドシル、リアフェンダー、ゲートの中に浸透剤を回していきます
ダラダラと浸透剤は垂れてくるので新聞紙等をひいておき、しばらく放置しておき完成です
もし車体に密封剤がついてしまった場合は専用の洗浄液で不思議と簡単に落ちます。こちらを少量ですがお客様にプレゼントして施工証明書を書いて終了です
当工場のスタッフも錆止め加工をしているくらいお勧めの錆止めですので少し高価ですが、長くお車に乗っていきたいのであれば必須かなと思っています
錆止めお勧めコース、軽自動車サイズ
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