スズキのワゴンRのお車のメーターパネルのABSと空気圧の警告灯が点いたり消えたりするという不具合で入庫しました
入庫した時点では警告灯は消灯していたので警告灯が再び点灯するのか検証
車はコンピューターの塊ですから、この警告灯が点きますとコンピューター診断機でどの部分に異常があるのかが分かるのですが、よく警告灯が点かないけれど不具合があるというお車の入庫があり原因の特定が大変です
原因が分かってしまえば「なーんだ!」という感じなんですけど、見えない物を探るのは容易ではありません
テスト走行をし、整備士の五感をフル活用し原因を特定します。また、整備士情報のファイネスという情報網があるのですが、ファイネス等も調べてよくある故障事例等も参考にします。情報って凄いとつくづく思いますね
テスト走行を重ねていくうちにようやくお客さまの言うABSと空気圧の警告灯は点灯しまして、すかさずコンピューター診断器をかけてエラーコードを解明し、さらに原因を突き詰めていきます
ここでエラーコードが出た部品をやみくもに交換する整備士はポンコツだと思います
原因の出たABSセンサーという部品をテスターにかけ、さらに大元のコネクタの断線していないかを調べましたところ、テスターがABSセンサーに対して異常な抵抗値を示しましたので左後ろのABSセンサーの断線確定です
蓋を開ければ、診断器通りに交換していればいいじゃんか!となるのですが、それは結果論で裏付けが取れないと誤診の危険があります
部品交換したのに症状改善せずみたいな、、、なるべくそう言った事はお客様の無駄な散財となってしまいますから裏付けをしっかり取るべきです
原因を特定し、純正部品は高価なので社外新品があるかを部品屋に確認後、純正しかないとのことなので純正部品を注文後交換しまして警告灯は見事に消えました
試しに反対側のセンサーも導通を調べましたが、、、何だか怪しい数値でしたのでお客様に説明してもしかしたらそのうちダメになるかも知れませんと説明。こんな小さな部品ですが、センサー系は高価です汗
ABSセンサーの交換
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