スズキのワゴンRのエンジンから異音がするというお車の入庫です
ボンネットを開けてみるとやはり妙な音がしていました
エンジンには歯車というかプーリーと言われる滑車?がベルトを介して回転しています。代表的なのがクランクシャフトプーリー、オルタネータ、ウォーターポンプ、エアコンコンプレッサーです。こういった部品が劣化してきますと、オルタネータはやエアコンコンプレッサーはシャリシャリ音がしたりしますがウォーターポンプは甲高い音でキィーっと音がしたりします
オルタネータが機械的に故障をしたりしますとオルタネータはバッテリーに電気を充電してくれている部品ですからバッテリーへ充電に出来ずでバッテリーの電気を直接使う形になりますので車のメーターパネルに赤色の四角い+-のバッテリーのような警告灯が点灯したらそれはオルタネータの不具合かも知れません
ウォーターポンプとオルタネータが怪しいなと思っておりましたがウォーターポンプは冷却水は循環させている部品ですが水漏れをしていましたし聴診器を当てると異音の原因の1箇所だと特定しました
写真をスライドしていくと最初のが交換前のオルタネーターで2番目は新品のウォーターポンプ、最後は少し暗いですが取り付け後オルタネーターです
オルタネータは発電機で、こちらもシャリシャリと異音がしていたのでこちらを交換します
ウォーターポンプは社外品の新品に交換して、オルタネータの純正の新品はとても高価なのでリビルド品という部品の中身の消耗品を交換して中身を綺麗に掃除した物を使いました
当工場は40年ほど営業しておりますが、リビルド品に交換して不具合が起きたという事はほとんどありませんので安心してください(まれに取りつけた瞬間に異音がした個体もありましたが、そのような部品は返品交換してもらいますし、リビルト品には保証期間や保証距離がありますので安心してください。)
部品を戻し、ベルトを最後に付けてベルトの張力を専用の音波計というベルトの張り具合を数値化して視覚的に判断できる機械があるのですが、そちらで張りを調整するアジャストボルトを調整しては音波計で貼り具合を診て、張り過ぎの場合は部品を壊したりもする危険がありますし、緩すぎでは短期間でキュルキュル音がしてきますので、ちょうどいい所でボルトを調整します
ウォーターポンプを交換する際はエンジン冷却水を抜き取るので新しい冷却水を入れて完全暖気して冷却水中の空気を抜きます。水に比べて空気の方が温まりやすいのでエンジン冷却水の中に大量の空気が残っているとオーバーヒートの原因となりますのでしっかり抜きます
車はエンジンがあったまり、エンジン冷却水の温度が96度くらいになると水温センサーが検知して電動ファンが回り、エンジン冷却水を冷やしてくれるのですが、稀に電動ファンが壊れていてエンジン冷却水を冷やすことが出来ず、オーバーヒートでエンジンをダメにしてしまう寸前だったというお車を見たことがありますので、電動ファンがしっかり作動することも確認します。最低2回作動するのを確認します
今回はウォーターポンプとオルタネータでしたがエアコンコンプレッサーの不具合ですと、エアコンガスを入れたりしなくてはならなかったり、エアコンコンプレッサーのリビルトは結構高価です。参考までにですが
ワゴンRの特定の形はオルタネータの交換は大変な作業で工賃が高めです汗
ウォーターポンプの新品が工賃と税込み¥26,100
オルタネータのリビルド品が工賃と税込み¥42,200
ウォーターポンプを新品、オルタネーターをリビルド品に交換
お見積り¥68,300
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