日産の人気車スカイライン。わー、もう形がカッコイイ!スポーツカーに乗って綺麗なチャンネー隣に乗せてドライブしたいなんて妄想を描きつつ、スカイラインの入庫であります
このお車は坂道でバックをした際にマフラーがアスファルトに当たってしまったようでマフラーの位置がおかしくなってしまったようです。ポートパワーという油圧を使い大きい力で車体を押せる工具を地面に固定して。角材を当てたりプーラというすごい力で引っ張ることができる工具など使いあれこれしてマフラーの位置を調整しました
押しすぎたり引っ張りすぎるとダメなので大苦戦。無理くりやってしまうとマフラーに傷が入ったり、曲がったりしてしまいますからほどほどにしながらいい位置に来るようにします
またフロントバンパーの隙間の調整。部品ってボルトで留まってたりしますが、1ミリから2,3ミリ遊びがあったりして多少動かすことができたりします。また裏技でボルトの穴を大きくして遊びを大きくし無理やり建付けを合わせる技もあったりしますがあくまで裏技。ひっぱたり持ち上げたりして遊びの幅で部品をずらしたりして部品の隙間を調整します。
事故歴があったりする車は車体の隙間があり得ない隙間になっていたり、隙間がなくなっていたりしますね。周りのパネルの関係も見て必要ならズレを修正します。これも必要ならプーラやポートパワーなどを使って調整する場合もあります
部品ずらしては立て付けを見て触って、違和感があればまたボルト緩めて部品を動かしてみてボルト締めて見て触って、計って調整します。もはや修行僧ですね(笑)
塗装のリタッチですが、これまた難しくてコーションプレートという板に刻印されているカラーナンバーという番号がありますが、これは車に塗られている塗料の配合量が分かる番号です。ですが現車に塗られている塗料は日光と経年劣化などで褪色していたりしてカラーナンバー通り塗料を配合したとてだいたい色が合いませんので塗装技師の経験と勘で色を合わせますが、黄色みが強くなってしまったり、赤味、青みが強くなってしまったりと本当に難しいですね
塗装のリタッチはお客様の気になる部分の塗装をシングルアクションサンダーやダブルアクションサンダーという工具を使い剥離して研磨します。紙を貼り付けていき塗装下地にサフェーサを吹き付け乾燥後に塗装して磨きました
これだという塗料が完成しましたら、いきなりその色を本塗するわけではなくて、適当な鉄板に塗料を吹き付け乾燥させて日の当たる場所や現車に当てて色味が合致してから本塗に入ります。それでも100%合致するのは難しい時もありますから広範囲に塗料を塗ってボカします
塗装が終わりましたら、電動ポリッシャーで3種類のコンパウンドという粒子の大きさが違う研磨剤を使い分け、羊毛、スポンジ、布などの素材を使い分け丹念に磨いていきます。磨きの工程は小さい傷など消してくれたりするので大事な工程ですね。表面のざらつきやゴミも取ってくれるので偉大な工程です
部品を全て戻してサフェーサのカスやコンパウンドが残らないように洗車して完成です。ダッシュボードやメーター廻りはホコリが目立つので水拭きと乾拭き、フロントガラスやドアのガラスも指紋とか残ってると目立つので水拭きと乾拭きしておきたいですね。ドア開けたところのステップの水滴を拭き取り、足元のマットも水で流したりホコリが取れるならエアガン等で吹き飛ばします
マフラーの位置調整 フロントバンパー隙間調整 リヤバンパー、左ドアの塗装リタッチ
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