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八戸市 板金塗装 ハイラックス 塗装のレタッチ

 自分で塗ってみたものの

トヨタの人気車ハイラックスですが、お客様自身で傷か凹みを直して塗装をしてみたものの失敗してしまったのを直してほしいという事例です

写真を見ると分かりますが光沢のあるボディと艶が無くなっている部分がありますね。艶の無い部分がお客様自身で塗ってみた箇所です

塗装のレタッチというのは一度塗られた塗料をシンナー等の溶剤で溶かしながら拭き取らなければならず、かなり大変作業です。まずは地道にシンナーを染み込ませた布でひたすら擦りましょう

元々塗られている塗膜はシンナーで溶けることがないので無傷の塗膜に傷を付けてしまはないようにだけ気を付けて作業します

 一級塗装技師でもミスをします

うちの工場には一級の塗装技師の資格を持った職人さんがおりますが、その職人さんでも塗料の配合が上手くいかずやり直すこともありますし、塗料を垂らしてしまった等の失敗をしますし、車の中には13回塗らなければいけないらしい職人泣かせの車もあります

これだという塗料を配合できたとしても乾かしてみたら色ズレしてたというのもよくある失敗ですから、十分な材料や道具を準備するにも高価ですから一般の方がそれにチャレンジするのはかなり難易度が高いと思います。



塗られた塗料を拭き取りましたら元々の傷や凹みを直すために、パテを使うかによって作業工程は少し違いますがシングルアクションサンダーかダブルアクションサンダーという工具で塗膜を剥離します

凹みがある場合は塗膜を剥離してスタッドプーラという金属の棒の先端を溶接して凹みを引き出し、鈑金用のハンマーで整えますが、パテを使わずとも直せそうな感じであればダブルアクションサンダーという工具で塗装下地のサフェーサが付きやすいように塗膜を研磨します


次の工程からは油分が大敵ですからシリコンオフという油分を除去できる液体を染み込ませた布で拭き取ります。鼻が痒いからと言って鼻を掻いた手で塗装しようとする面を触っただけで仕上がりに影響がでますのでかなり気を遣います

凹みがある場合はこの次に硬化剤を混ぜたパテで凹みを埋めて乾燥後研磨する感じなのですが今回は凹みが無いようなので更に次の塗装下地のサフェーサの工程にいきます

余計な箇所にサフェーサが飛散しないように紙を貼る作業、マスキングをしていきます


塗装下地のサフェーサを吹き付けるか吹き付けないかでは仕上がりが全然違います。綺麗な塗装に仕上げるには必須の工程ですね。サフェーサを吹き付けましたら乾燥後に目の細かい紙やすりに水を漬けて水研ぎという作業を手作業で丹念に丹念に仕上げます


次がいよいよ塗装ですが再度マスキングをします。塗料の配合がかなり難しく、現車に塗られているはずの塗料をデータ通りに配合しても現車の日光などによる経年劣化や退色した色味とはズレが出ますので塗装技師が経験と勘で修正しています

これだという塗料が配合出来たら適当な鉄板に塗料を吹き付けてみて色ズレが無いかを確認したうえで本塗にいきます。垂らさないようにムラがないように塗っていきます


塗装が終わりましたら磨きの工程です。3種類のコンパウンドという研磨剤を使いながら電動ポリッシャーで磨くのですが、ポリッシャーも布や羊毛、スポンジなどの素材を使い分けています。磨くことで細かい傷などを取り去ることができますので偉大な工程です。

磨きが終わりましたら洗車して完成です。洗車スポンジで最後に傷を付けてしまっては台無しですから最後まで最新の注意を払い作業します。


さて綺麗に仕上がるといいのですが

 綺麗に直りました!

リアフェンダーの塗装のレタッチ

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