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八戸市板金塗装 デリカD5 バンパー ボディ 傷修理

 バンパーとボディーの擦り傷

三菱の人気車デリカD5のフロントバンパーとボディの擦り傷の修理事例です
こういった大き目の車は慣れないうちは擦り傷を作ってしまいがちですよね。

分かりづらいですが、フロントバンパーと前側のボディーを擦っています。

傷の深さや修理箇所の数や部品脱着の工程などにもよりますが、この修理は部品を外さずできそうです

 塗装を剥離してパテとサフェーサ

ダブルアクションサンダーという工具で塗装を剥離しながら擦り傷が消えるまで削ります。

油分が残っていたりしますと次の工程に支障が出てしまいますので風で飛ばしてほこりを落としてからシリコンオフという液体を染み込ませた布で油分を拭き取り乾かします

十分に乾かしましたらそこに凹凸を埋めるクリーム状のパテを塗りこみ削った部分を補います

パテは時間が経つと硬化しますのでパテで本来の部品の曲線を再現するように削ります。大まかにダブルアクションサンダーという工具削り、細かい所は手作業でペーパーがけして滑らかな曲線を再現します

良い感じになってきましたら、もう一度パテを塗りこみます

一度で綺麗に仕上がればいいのですが、パテを塗る際に入り込む空気のせいで巣穴ができてしまうので、その巣穴を埋めるためにもう一度パテを塗りこみ乾かして削っていきます

パテが綺麗に削れましたら次はサフェーサの工程です

サフェーサと呼ばれる塗装の下地を吹き付けます

 下地を整え塗装、磨き

サフェーサとパテの工程は化粧でいう所のコンシーラーと下地の役目に近いように思います

パテだけでは少しざらついていますがサフェーサを吹き付けることでより滑らかになります

上の写真の白っぽいというか少し灰色か水色っぽい物がサフェーサですね

サフェーサを吹き付けてから乾かし、ペーパーで丹念に研磨していき仕上げに水研ぎという水を漬けながら細かい目のペーパーで丹念に仕上げます。下地が完成しました


そしていよいよ塗装の工程に入ります、お車にはカラーナンバーという塗料の配合データが分る番号が車体に刻印されておりますが、そのデータ通りに塗料を配合しても現車の日光や経年劣化で退色した色とは微妙にズレがありますので経験と勘で何色か色を足したりして現車の色味に寄せていきます

適当な鉄板に配合した塗料を吹き付けてみて乾かし、現車の色に合致していましたら本塗りします

余計な所に塗料がつかないようにマスキングという紙貼り作業をします。マスキングも部品同士のキワや隙間をキレイにマスキングするのが難しいですね。マスキング専用のマスキングを剥がした際にノリがお車に残らない特殊な紙テープを使っています

お車にはソリッドや2コートパール、3コートパールと言った仕上げが車によって違い、3コートパール等は作業工程が多いのでお見積もりも高めです


最後に磨きの工程ですが、電動のポリッシャーで布や羊毛、スポンジなどの素材を使い分けてコンパウンドという研磨剤で丹念に磨いていきます

コンパウンドも何種類かありまして、仕上げに近ければ近いほど粒子の細かいコンパウンドを使います。また磨きすぎると塗膜を痛めてしまいますので気の抜けない作業です


部品を全て戻していきます。ナットやクリップをつけ忘れがないように気をつけます



全ての部品を組み付けましたら洗車します。

洗車してサフェーサの研ぎカスであったり、コンパウンドが隙間に入り込んでいないかを確認しながら洗車します。窓の閉め忘れで大惨事になりかねませんので注意が必要ですね。この時、水漏れなども確認します

またせっかく塗装して磨いた箇所を強く擦ったりしないように柔らかいタオルで丁寧に拭き取ります



こちらも綺麗に仕上がりました!


バンパーとボディーの擦り傷


お見積もり 47,000円


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