トヨタの人気車ヴェルファイアの前側の損傷の修理事例です
前側を強くぶつけておりますので内部的損傷もきっとあるでしょうから鈑金修理が必要です。中側を直さないと本来着くはずの部品が上手く着かず、なんだかフロントバンパー浮いてる?ですとか妙な隙間や段差が出来たりしますのでしっかり直します
可能な限りリサイクルパーツを探して安い修理をしました
ここまでフロントバンパーの損傷が大きいと修理は難しいので交換となりますが
フロントバンパーの純正の新品は部品代だけで96,000円ほどと超高価でしたのでリサイクルパーツを探して補修し再塗装しまして部品代は半額以下の値段に抑えることができました
傷をダブルアクションサンダーというかっこいい名前のエア工具で研磨していき、研磨して失われた部分に硬化剤を混ぜたパテを塗り付け乾燥させます。乾燥するとパテはガチガチに硬化しますので車体本来の曲線を再現するように研磨していき、仕上げは手作業でペーパーがけします
パテが仕上がりましたら塗装下地のサフェーサを吹き付けます。ざらついている表面もサフェーサを吹き付け研磨する事で滑らかな塗装下地に仕上がります。塗装下地を吹き付け、乾燥後に水を漬けた目の細かい紙やすりで水研ぎという作業をします
ここから塗装していくために調色という塗料を配合するのですが配合を車に塗られている塗料のデータ通りに配合してもいざ吹き付けてみると色が合わないという事がよくあります。車に塗られている塗料が経年劣化、日光による褪色などをしているためです
ですから塗装技師の経験と勘で、この誤差を修正しています。これだという塗料が出来上がりましたら適当な鉄板に吹き付け、乾燥させ、車の色味と合致しているかを確認お願いしてから本塗に入ります
マツダの~ソウルレッドという色なんかは13回も吹き付けていたりするそうで聞いただけで超難易度が高そうに思います汗
塗装が終わりましたら磨きの工程をしますと更に美しく仕上がります。コンパウンドという研磨剤を3種類使い分けて、電動ポリッシャーを使い磨いていきます。ポリッシャーは羊毛やスポンジ、布などを使い分けて丹念に磨きあげます
内部損傷の写真を見事に取り忘れてしまいましたが、樹脂製のバンパーの中にはエアコン関係の部品やエンジン冷却水に関する重要部品が詰まっており、フロントバンパーを取り付けるための部品やフェンダー、ヘッドライトはお互いにくっついているので、そこに強い衝撃が来るとそのバランスが崩れてしまうのです
少し引っ張ってみたり、部品を持ち上げてみたり、押してみたりして上手いこと隙間や段差がいい所をボルトで留めるのですが、骨組み自体がどちらかに大きくずれている場合はプーラという工具を使い、物凄い力で(1トンとかそれくらい)チェーンで引っ張り、
ズレを修正したりもします
そして部品の正しい寸法を鈑金情報サイトで手に入れ、コンパスなどで各部品の位置関係を出来るだけ戻すという作業をしたりします
部品を全て戻し洗車して完成です。部品を戻す際も無傷な部品を傷つけてしまわないように慎重に作業していきます。部品同士の隙間にコンパウンドという研磨剤のカスが溜まったりサフェーサの研ぎカスが溜まっていたりしますから洗車の時にチェックします。
個人的には運転席のドアを開けたピラーやドアの内側の水滴は気になるので拭き取ります。マットもエアガンでほこりを飛ばしたり、ゴム製のマットの場合は水洗いして、ダッシュボードや車のメーター周りは目につくので洗車タオルで拭き取り小奇麗にしておきます。その方が気持ちいですね
完璧ではありませんが綺麗に直りました
内部損傷は鈑金修理、リサイクルパーツを使ってフロントバンパー等は安く修理
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