マツダのアテンザの右側のタイヤを強烈に打ってしまい広範囲に擦ってしまったという修理事例です
リフトアップして右前タイヤを外し寸法を測り、反対側と比較すると明らかに右の寸法が狂っておりました
右前のホイールを打ってしまい足回りがおかしくなっており右前の足回りのナックル、ロアアーム等の部品はほぼほぼ交換と
また、ホイールとタイヤは同じ物を探す事が出来ずでしたので4本ホイールを交換する事になりました。その他フロントバンパーとサイドスポイラーも交換です。足回りの部品を交換する際に錆による固着がすごくてバーナーで炙ったりしてなんとか緩めましたがこういった作業も工賃となります
フェンダーとドアの傷はダブルアクションサンダーで傷が無くなるまで研磨していきます。車体は例えば3コートパールの場合、透明なクリアの層、パールの入ったクリアの層、カラーの塗膜の層、塗装下地のサフェーサの層、防錆塗装の層、ボディの鋼板の層のような感じ分かれています
ここに擦り傷などでガリッと傷が入り、この層を傷つけているわけなのですが視覚的に傷を目立たなくするにはなるべく、なだらかな傾斜に研磨して、そこにパテを塗り付け絶妙に研磨し、その失われた部分を補ってあげた方が修理痕が目立ちにくいのでそういう作業をします
傷がなくなるようにゆるやかな傾斜で研磨しましたら、埃をエアガンという工具で飛ばし、シリコンオフという液体を染み込ませた布で拭き取り乾かします。次の工程からは埃と脂分は大敵です
硬化剤を混ぜたパテをへらで塗り付けていくのですが、車体本来の曲線を補うように少し盛り気味に塗り付けていきます。夏場はパテがすぐに硬化してしまいますから手早く塗り付けなければなりません。乾燥しますとパテはガチガチに硬化しますので車体本来の曲線を再現するように大まかにダブルアクションサンダーで研磨していき仕上げは手作業で丹念に研磨していきます
もし研磨する段階で巣穴を発見した場合は再度パテを塗り付け乾燥後研磨のやり直しです。仕上がりにとても影響がありますのでしっかり仕上げます
パテが仕上がりましたら、次は塗装下地のサフェーサの工程に入りますからサフェーサが余計な場所に飛散しないように紙を貼るマスキングという作業をします。このマスキングに使うテープは車体から剥がした時に糊が残らない特殊なテープを使っています
マスキングが終わりましたら塗装下地のサフェーサを吹き付け乾燥させます。そして手作業で研磨していきますが、仕上げには水につけた細い目の紙やすりでペーパーがけする水研ぎという作業をして仕上げます
サフェーサがうまく仕上がりましたら次は塗装の工程に入りますので再度マスキングします
お車には車体に塗られている塗料の配合データがわかるカラーナンバーという番号が刻印されておりますが、悲しいかなこの番号通りに塗料を配合しても現車の経年劣化や日光などで退色した色味とは誤差がありますので塗装技師が経験と勘でこのわずかなズレを修正しています
これだと思う塗料ができましたらば、テスト塗装をして色味が合致しているかを確認してから本塗りに入ります。垂らさないようにゴミが付かないように気をつけながら塗装しています
塗装が終わり乾燥させましたらば磨きという塗膜をさらに美しく仕上げる工程に入ります
コンパウンドという研磨剤を3種類使い分け、電動ポリッシャーで磨きます。ポリッシャーは布、スポンジ、羊毛などの素材を使い分けています。細い傷などはこの磨きの作業で消すことができますので偉大な工程です
全ての部品を戻した後に足回りの点検をして洗車し完成です
フロントバンパー、ロアアーム、ナックル、ホイール4本、サイドスポイラー交換、フロントフェンダー、フロントドア、リアドア鈑金修理
お見積もり494,500
お電話でのお問合せは
0178-28-7437
で受け付けております。
お問合せフォームは24時間受付をしておりますのでお気軽にお問合せください。(メールを確認次第返信しておりますが出先などの場合は返信が遅れる事があります)
>> お問合せフォームはこちら