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八戸市　板金塗装　ハイエース　後ろ側をぶつけてしまった修理事例　リアバンパーの角と泥除け周り

リアバンパーの角

トヨタの人気車ハイエースのリアバンパーの角の修理事例です。会社関係からも支持され続けるハイエース、それでは作業工程はこんな感じです。

まず作業しやすいようにガレージジャッキで後ろ側をジャッキアップしますがジャッキをかける位置には注意が必要です。分かりやすいジャッキポイントがあればいいのですが壊れやすい部分や滑りそうな部分にかけてはもちろんダメですし、ガレージジャッキだけでなくウマと言われる支柱も保険で車体を支えて支えて作業するが無難です

確か有名整備士がガレージジャッキ1つのみで車を持ち上げ、下回りの部品をいじっていた時に何かの拍子にガレージジャッキが外れるか下がってしまい車の下敷きになったという事故があったそうですから本当に怖いですし、２つ３つ先の危険を予測しておくと板金塗装も失敗が少ないと思っています。バンパー外すにしても勢い余って無傷な部分に傷を付けてしまわないようにマスキングテープなどで傷防止に貼り付けておくですとか対策が取れます

色んなケースがありますが、リアバンパーを付けたまま作業をするのかリアバンパーを外して作業するのかで工賃は前後しますがバンパーを付けたままですとしゃがみながらの作業ですから塗装技師がストレートネックになって首痛に悩みそうですね汗。ひと手間ですがリアバンパーを外して作業する場合もあります。その方が総合的に作業が楽な場合もありますのでお客様と相談しながら提案していきます

バンパーは樹脂製ですからダブルアクションサンダーという紙やすりが高速回転する工具で大まかに研磨していき傷が無くなるようにというか整えます。ここに鈑金用の硬化剤を混ぜたパテを塗り付けていくのですが後々の仕上がりに影響しますから脂分を完全に除去するためにシリコンオフという液体を染み込ませた布で脱脂して乾燥させます。

鼻がかゆくても鼻をかいてしまった手でパテを塗り付ける面であったり塗装する面を触ってしまいますと塗装した後に膨れてきたりとしてしまうので脂分のついた手で触ってはいけません

硬化剤を混ぜたパテを塗り付け乾燥させますとガチガチに硬化しますので、そのパテをリアバンパー本来の曲線を再現するように研磨していきます。パテを研磨していき、もし巣穴を発見してしまったら面倒でもパテを再度塗り付け再度研磨して巣穴がないようにしないと仕上がりにもろに影響が出てきてしまいますので注意が必要です。仕上げに手作業で紙やすりでペーパーがけをして美しく整えます

パテが仕上がりましたら塗装下地のサフェーサを吹き付けるために、余分な所に飛散しないように紙を貼り付けていきます。この時に使うテープは車体から剝がした際に車体に糊が残らない特殊なテープを使っています

準備ができましたらサフェーサを吹き付け、乾燥後に手作業で紙やすりでペーパーがけしていきます。パテだけですとざらつき感があったりして美しい塗膜？とは言い難いんですがサフェーサを吹き付ける事で全然違います。正に隙間を埋めてくれるような。笑うセールスマンのモグロフクゾウのような存在です。このネタが分からない方はスルーしてください汗

サフェーサを最終的には水を漬けた目の細かい紙やすりで水研ぎという作業をしていきます。包丁研ぎも仕上げは目の細かい砥石を使いますよね。そんなイメージでその方が美しく仕上がるという事です

再度紙を貼り付け塗装をしていきます。現車の経年劣化などで褪色した色味と、車に塗られている塗料の配合データを元にした塗料の色味とは色ズレがありますので塗装技師が経験と勘で誤差を修正しています。垂らさないようにムラが無いように丹念に丹念に吹き付けていきます

塗装が完了しましたら磨きの工程ですが、３種類のコンパウンドという研磨剤を使い分け電動ポリッシャーで磨くのですが、布、羊毛、スポンジと使い分けて塗膜を最大限に美しく仕上げていきます。細やかな傷を消し去ってくれる偉大な工程です、磨きは

部品を全て戻し、綺麗に洗車して完成です