ダイハツのムーブキャンバス、デザインが可愛くて人気ですね
こちらの車の下側、サイドシルとはお車の下側のステップの更に下側のことです
そちらの凹み傷を修理で入庫されました
例えばこちらの凹み傷がサイドシルからドアにまで広がっているとお見積もりは大分高くなってしまいますが15cmほどの凹み傷ならば半日程度で直ります
まず作業がしやすいようにガレージジャッキでお車の前側をジャッキアップします
凹みを引っ張り出したいのでまずはシングルアクションサンダーという工具で塗装を剥がし電気が通るように金属丸出しの状態にします
そしてスタッドプーラという工具の先端を溶接し引っ張り出します。このサイドシルは丸みがある感じなので曲線を意識しながら引っ張り出していき凹凸を確認しながらハンマーで微調整していきます
差し金という金属の定規を当てて、隙間を見たりしてなるべくこの後の工程のパテに頼らないような鈑金修理を目指します
良い感じに仕上がりましたら次のパテの工程は脂分やホコリが大敵ですからエアガンという工具でホコリを吹き飛ばしてから、シリコンオフという液体を染み込ませた布で油分を拭き取りドライヤーで乾かします
十分に乾かしましたらパテの工程に入ります。硬化剤を混ぜたクリーム状のパテをヘラで鈑金した部分に塗りこんでいきます。パテは時間が経つとカチカチに固まりますからダブルアクションサンダーというかっこいい名前の工具で大まかに研磨していき、細かい部分は手作業で紙やすりでペーパー掛けしていきます
細かい凹凸をスタッドプーラやハンマーだけでは修正しきれないのでパテが補ってくれます。パテを研磨することで車体本来の滑らかな曲線を再現というか補ってくれるのです。これは鈑金修理の一般的な手法ですね
パテの面に巣穴ができていた場合はパテの工程を数回繰り返し綺麗に仕上げます
次は塗装下地のサフェーサの工程に入りますからサフェーサが余計なところに飛ばないように紙を貼るマスキングという作業をします
マスキングに使うテープは車体から剥がした時に車体に糊が残らないような特殊なテープを使っています
サフェーサを吹き付けましたら紙やすりで手作業でペーパー掛けしていきます。仕上げに水をつけた細かい目の紙やすりで水研ぎという作業をして塗装下地の完成です
再度マスキングをして塗装の工程に入ります
お車にはそのお車に使われている塗料の配合データが分かるカラーナンバーという番号が刻印されているのですが。だいたいその通りに塗料を配合しても悲しいかな現車の経年劣化や日光などによる退色した独特な色味とはズレがあり、色が合いませんので塗装技師が勘で色を足してその色味に寄せています
適当な鉄板にテスト塗装をしてみて乾かし、現車の色味に合致していましたら本塗りに入ります、ムラなく垂らさないように丹念に吹き付けます
塗装にはソリッドや2コートパール、3コートパールといった種類の塗装がありソリッドに比べて3コートパールは工程が多いので工賃が高めです
塗装が乾きましたらば、磨きの工程に入ります
コンパウンドという研磨剤の粒子の細かさが違うものを3種類使い分け、電動ポリッシャーで磨きます
磨く素材もまた、羊毛やスポンジ、布などの素材を使い分けています
磨きで塗装面をより美しく仕上げつつ、細かい傷を消してくれますから凄い工程です
最後にサフェーサの研ぎカスやコンパウンドが残っていないように洗車、ハンドル周りやダッシュボードのホコリを拭き取りまして完成です
サイドシルの凹み傷修理
お見積もり 30,000円
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