スバルのレヴォーグのフロントバンパー、リヤバンパーの両サイドと後ろ、左前のサイドスポイラーの5箇所の傷と凹み修理の事例です。広範囲の傷ですが。合わせて一緒に直した方が効率が良いのでお見積もりも少し安くなるように思います
サイドスポイラーはサイドシルというドアの下側の部品に着いている樹脂製の細長い部品ですね
作業がしやすいようにフロントバンパーを外すためにガレージジャッキでジャッキアップをします
フロントバンパー周りのボルトやプラスチックのクリップ等を外していきます
プラスチック製のクリップは経年劣化などで硬くなって粘りが無くなっており、簡単に割れてしまいますがクリップは1個100円くらいするので安くありません
バンパーを外し、サイドスポイラーを外すにはタイヤを外してサイドスポイラーを固定しているボルトやクリップ類も外す必要があります
リアバンパーの凹みはドライヤーで温めて大まかに整形します。樹脂製ですから熱を加えると凹みが戻ってくれたりします。焦がさないように温め、元の位置になるだけ戻します
そして作業がしやすいように外した部品類の凹み修理の部分とその他の傷修理の部分はダブルアクションサンダーという工具で大まかに研磨します
傷が無くなるまで研磨して細かい部分は手作業で紙やすりでペーパー掛けします
このパテを塗る工程がありますので、ホコリやゴミはエアガンで飛ばし、油分は部品に影響がないことを確認してからシリコンオフという液体を染み込ませた布で拭き取り油分を取り除きます。そしてドライヤーで乾かします
クリーム状のパテに硬化剤を混ぜますとパテは硬化しますから、カチカチになる前に研磨した部分にパテを塗り込みます。研磨する事で無くなった部分をこの凹凸を埋めるパテを塗り補い車体の部品本来の曲線を再現というか補うのがこのパテの役目です
この手法は鈑金業界では一般的な手法です。部品本来の曲線に近づくようにダブルアクションサンダーで大まかに研磨して再度手作業で紙やすりでペーパー掛けします
パテに空気が入り込んでいますと巣穴になってしまいますから巣穴は仕上がりに影響しますので再度パテを塗り込み乾かし研磨します。綺麗に仕上がるまでパテの工程は繰り返します
次は塗装下地のサフェーサの工程です。パテだけではざらついた表面をサフェーサがより滑らかにしてくれます。サフェーサが余計なところに飛ばないように紙を貼るマスキングという作業をします
マスキングに使うテープには剥がした時に車体に糊が残らないような特殊なテープを使っています
サフェーサを吹き付け、紙やすりで手作業で研磨します。仕上げになると今度は水を漬けた細かい目のペーパーで水研ぎをします
パテとサフェーサは化粧で言うところのコンシーラーと下地の工程に似ていますね
再度マスキングをしまして、いよいよ塗装の工程に入ります
お車には現車に使われている塗料の配合データが分かるカラーナンバーという番号が刻印されているのですが、だいたいカラーナンバー通りに塗料を配合しても現車の経年劣化や日光などによる退色した独特な色味には合いませんので塗装技師が何色か色を足して現車の色味に寄せて調整しています
塗装が終わりますと磨きの工程です
コンパウンドという研磨剤を粒子の細かさが違う物を3種類ほど使い、電動ポリッシャーで布や羊毛、スポンジ等の素材を使い分けて丹念に磨きます
最後にサフェーサの研ぎカスやコンパウンドが残っていないように洗車しまして完成です
5箇所の傷と凹み修理で
お見積もり¥129,800
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