スズキのアルトラパンの前周りの修理事例です。フロントバンパーは鈑金塗装で補修可能でしたが、お客様の要望により新品に交換となりました
保険の賢い使い方なども当工場のスタッフに問い合わせください!
フロントフェンダーの凹みは鈑金塗装で対応です
ヘッドライトは傷程度ならば磨いて修理が可能ですが割れてしまっているため交換となりました
ヘッドライトは高価で新品は4万円ほどしてしまいます
フロントバンパーを外すために車の前側をガレージジャッキでジャッキアップします
フロントバンパーを留めているプラスチック製のクリップやネジ類、配線類を外していきます
このプラスチック製のクリップは1個100円くらいするので安くありませんが、経年劣化で粘りが無くなり硬化していてパキッと簡単に割れてしまいます汗
また配線類も砂が詰まっていたりして上手く抜けない事もありますが、断線してしまうと厄介なので慎重に外します
だいたいフロントバンパーを外さないと、ヘッドライト、フロントフェンダーを外す事が出来ないのでその順番で外す事を頭にいれておきます
アルトラパンの場合、フロントフェンダーの周りにガーニッシュというプラスチックのカバーが着いていますからこちらもクリップ類を外しておきます
フロントフェンダーは鈑金塗装で対応しますのでフロントバンパー、ヘッドライトを外してからパネルの具合を見てます
フロントバンパーとフロントフェンダーは繋がっていますから衝撃が来ていて変形していますので修正していきます
塗装をシングルアクションサンダーという工具で塗装を剥離し金属面を剥き出しにします。この後にスタッドプーラという工具の先端を溶接して引き出すために通電のためにアースを取らなければないので金属面を剥き出しにして溶接できる状態にします
手や金属製の定規のような物で凹凸や変形の具合を読み、スタッドプーラで引き出したり出過ぎている所は当て板とハンマーを使い微調整します
細かい凹凸は修正しきれませんので次の工程で何とかします
次のパテの工程ではホコリと脂分が大敵ですからエアガンという工具を使いホコリを吹き飛ばしておきます
その後にシリコンオフという液体を染み込ませた布で拭き取り乾かし脱脂します
次に硬化剤を混ぜたクリーム状のパテをヘラで鈑金した所に塗り付けます
時間が経つとパテはガチガチに硬化しますので、ダブルアクションサンダーで車体本来の部品の曲線を想像しながら大まかに研磨していき、細かい部分は手作業で紙やすりでペーパーがけをします
この硬化したパテが細かい凹凸をフラットにしてくれという訳です。この手法は鈑金業界では一般的な手法です
もしパテを研磨していて巣穴があったりして場合はもう一度パテを塗って乾かし研磨して巣穴が無い綺麗な状態にしないと次の工程にはいけません。仕上がりが汚くなってしまうからです
次は塗装下地のサフェーサの工程ですからサフェーサが余計な所に飛ばないように吹き付けない所には紙を貼り付けるマスキングという作業をしていきます
マスキングに使うテープは車体から剥がした際に糊が残らないような特殊なテープを使っています
マスキングが終わりましたら、サフェーサを吹き付けて乾きましたらば紙やすりでペーパーがけをします。仕上げに水をつけた細かい目の紙やすりで水研ぎという作業をして仕上げます
パテとサフェーサの工程は化粧でいう所の下地とコンシーラーの役目に似ていますね。パテの微細なざらつきをサフェーサがより滑らかにしてくれます
再度マスキングをしていよいよ塗装の工程に入ります
お車には車体に塗られている塗料の配合データが分かるカラーナンバーという番号が車体に刻印されておりますが、カラーナンバーのデータ通りに塗料を配合しても現車の経年劣化であったり日光による褪色をした独特な色味とは少しズレがありますから、塗装技師さんが経験と勘でその色味に寄せています
塗料の配合が終わりましたらすぐさま本塗りする訳では無く、適当な鉄板に塗料を吹き付けてみて色味が合致しているかを確認してから本塗りに入ります
稀に本当に色が合わない車があり、塗装技師さんを悩ませます
ムラがないように垂らさないように塗料を吹き付けて乾かします
塗装が終わりましたら磨きの工程です
コンパウンドという研磨剤の粒子の細かさが違う物を3種類使い分けて電動ポリッシャーで磨きます
ポリッシャーの素材も布やスポンジ、羊毛等を使い分けて丹念に磨きます
細かい傷は磨きで消す事が出来る凄い工程です
部品全て戻し洗車して完成です!
フェンダー鈑金塗装、バンパー、ライト交換で
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